青森県南部町教育委員会は6日、町内の小中学校5校で児童生徒と教職員計54人が体調不良を訴えたと発表した。いずれも症状は軽く、全員が快方に向かっているという。提供された給食が原因の可能性があり、同教委は給食の提供を当面の間取りやめるとした。
同教委によると、5日夕方に町内の中学校から「生徒が体調不良を訴えている」との連絡があった。6日朝に同教委が町内の全6小中学校に確認したところ、5校の児童生徒52人と教職員2人の計54人が腹痛や下痢の症状を訴えたという。
町内の小中学校の給食は町の学校給食センターでつくり、児童生徒と教職員計約1千人分を提供している。体調不良の原因として5日に提供されたマーボーナスやわかめスープなどの給食が疑われるため、同教委は6日、同センターで調理した食材の提供をとりやめた。9日からはすべての給食の提供を見合わせるという。
三戸地方保健所や同教委が原因を調べている。(野田佑介)
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