作詞・作曲家らに代わって音楽著作権料を徴収する日本音楽著作権協会(JASRAC)は22日に会見を開き、2023年度の徴収額が過去最高の約1372億円だったと発表した。また、生成AIの利用について伊沢一雅理事長は、クリエーター自身の「創作性」が発揮されていない作品については「著作権管理は受け付けない」との考えを示した。

 生成AIを使った作品について、伊沢理事長は「人間がどの程度関わったら著作権を認めるのかという線引きは、今後事例を積み重ねなければ答えは見当たらないと思う」とした上で、「クリエーターは実際に色々な技術を使って創作をしていると承知している。AIを(ツールとして)使ったからといって人の創作性が否定されるものではない」とも述べた。(野城千穂)

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。