(写真:Kazpon/PIXTA)

企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進が活発化する中、大学生の就職活動においてもIT企業の注目度は高い。ディスコが2025年3月卒業予定の学生を対象に実施した調査によると、志望業界の1位は「情報・インターネットサービス」、2位は「情報処理・ソフトウェア・ゲームソフト」が2位という結果だった。

文化放送キャリアパートナーズ就職情報研究所が実施している、「就職ブランドランキング調査」より、「2万人の学生が投票した『就職人気ランキング』」「就活生2万人が選ぶ業界別『人気企業ランキング』」に続いて、今回は仕事内容が多岐にわたるIT業界をより詳しく見た「IT特別版」の人気企業ランキングを紹介する。

調査対象者は、就職サイト「ブンナビ!」に登録する2025年春卒業予定の大学生や大学院生。登録者のうち、大学名を問わず約2万人が回答している。調査期間は2023年10月1日から2024年3月15日まで。

ITの人気企業を分類してランキング

「ソフトウェア」の分類で1位となったのはSky。テレビCMでの露出に加え、採用活動に積極的に取り組んでおり、総合ランキングでも15位に入っている。2位NTTデータ、3位日本IBMグループ、4位日本マイクロソフト、5位セールスフォース・ジャパンと続いている。

「通信系」の分類では、1位が東日本電信電話(NTT東日本)、2位JCOM、3位NTTドコモ、4位KDDI、5位ソフトバンクグループという結果となった。

ランキング表ではほかにも、「ITメーカー系」「ユーザー系(金融系)」「ユーザー系(商社系・製造系)」「ユーザー系(インフラ系・その他)」「独立系」「WEBサービス」という分類でまとめている。

■調査について
調査主体:文化放送キャリアパートナーズ 就職情報研究所
調査対象:2025年春入社希望の「ブンナビ!」会員(現大学4年生、現大学院2年生)
調査方法:文化放送キャリアパートナーズ運営の就職サイト「ブンナビ」上でのWebアンケート、文化放送キャリアパートナーズ主催の就職イベント会場での紙・アプリアンケート、文化放送キャリアパートナーズ就職雑誌&デジタルブック内QRコードアンケート
*投票者1名が最大5票を有し、志望企業を1位から5位まで選択する形式
調査期間:2023年10月1日~2024年3月15日
回答数:21649 (うち男子10501・女子11148/文系16175・理系5474)
総得票数:66248票
男女比を1:1にするため、男子得票数に1.061613180を掛けたポイント制
「就職」を重視する学生は「企業イメージ(企業価値)」よりも「仕事イメージ(仕事価値)」に重点を置くとの仮説の下で、ランキングを算出。
就職者誘引度は、学生が企業イメージと仕事イメージのどちらを企業選択時に重視したかという回答によって算出。企業イメージのみで投票した場合は就職者誘引度5、仕事イメージのみで投票した場合は95とし、得票平均値を就職者誘引度としている。
総得票数×就職者誘引度=就職ブランド力とし、就職ブランド力を基にランキングを計算。
社名はアンケート上の名称で、1採用窓口=1社名を基準にしている。社名変更等で調査時の社名と異なる場合がある。グループで採用が一本化されている場合は「○○グループ」等で表記。

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