JAXAの小型固体燃料ロケット「イプシロンS」の2段目エンジンが鹿児島県での燃焼試験中に爆発した事故に関し、阿部俊子文部科学相は29日の記者会見で「対策を講じた上で試験に挑んだが期待された成果が得られなかったことは誠に残念だ」と述べた。
爆発は昨年7月の秋田県での燃焼試験に続き2回目で、JAXAは原因究明のために調査チームを設置した。阿部氏は「必要な知見を積み重ねながら開発を着実に進められるよう、必要な支援をしていく」とも述べた。
試験は今月26日に種子島宇宙センターで実施。昨年の事故を踏まえ、原因となった点火装置に断熱加工するなど対策を講じた上での再試験だった。
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