日本原燃のウラン濃縮工場(青森県六ケ所村)で、メーカーが最長10年での交換を推奨していた部品360点について、工場が完成した1991年以来、一度も分解点検していなかったことが28日、分かった。増田尚宏社長が定例記者会見で公表し、「(分解点検せず)30年以上維持したのは甘かった」と述べて対応を見直す考えを示した。
濃縮工場では今年7月、放射性物質を含む水が漏えい。原因は配管弁のゴムの経年劣化で、分解点検が一度も行われていないと発覚した。
原燃によると、分解点検していないケースを調べると、同種の弁が約110点、バルブなど他の部品を含めると計約360点に上った。
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