東京電力は10日、福島第1原発2号機の溶融核燃料(デブリ)の試験的取り出しで、採取装置のカメラ交換を来週中にも始めると明らかにした。作業は2週間程度を見込む。9月に原子炉格納容器内に入れて取り出し作業に着手したがカメラの映像が映らなくなり、故障の可能性が高いとして交換を決めた。
東電によると、装置には4台のカメラがあり、交換するのは遠隔操作室のモニターに映像を送れなくなった先端の2台。現在は格納容器外の収納箱に収められており、デブリ回収用の側面の扉から、作業員が手作業で交換する。
扉は50センチ四方で、内部の汚染状況を確認し、カメラのケーブルを切断。新たなカメラをセットする。
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