ノーベル生理学・医学賞をビクター・アンブロス氏(スクリーン左)とゲイリー・ラブカン氏に授与すると発表した記者会見=7日、スウェーデン・ストックホルム(TT通信提供・AP=共同)

 【ストックホルム共同】スウェーデンのカロリンスカ研究所は7日、2024年のノーベル生理学・医学賞を遺伝子制御で重要な役割を果たす微小な生体分子「マイクロRNA」を発見した米マサチューセッツ大のビクター・アンブロス教授と米ハーバード大のゲイリー・ラブカン教授に授与すると発表した。

 両氏は、線虫という小さな生物を使い、マイクロRNAが遺伝子の働きを調節していることを明らかにした。マイクロRNAは人でも見つかり、異常があると、がんの一因となり得る。全ての生物に不可欠な遺伝子制御の仕組みを明らかにしたことが高く評価された。

ノーベル生理学・医学賞の受賞が決まったビクター・アンブロス氏(左)とゲイリー・ラブカン氏=7日(ノーベル財団のホームページから)

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