日本原子力発電敦賀原発2号機=2023年11月、福井県敦賀市

 原子力規制委員会は26日、日本原子力発電が再稼働を目指す敦賀原発2号機(福井県)の審査会合を開く。最大の焦点である、原子炉直下に活断層があるかどうかについて、結論を出す見通し。活断層があると判断されれば、原発の新規制基準に適合できず、初の不合格となる。

 東京電力福島第1原発事故の教訓を取り入れた新規制基準では、活断層の上に原子炉など安全上重要な施設の設置を禁じており、廃炉を迫られる可能性も出てくる。

 審査では、これまでに原子炉の北約300メートルにある「K断層」の活動性が否定できないと指摘。K断層が原子炉直下の「D―1断層」と一体で動くかどうかが焦点となっている。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。