参院憲法審査会の幹事懇談会が24日開かれ、今国会初の実質的な審議を5月8日に開催することで合意した。「憲法に対する考え方」をテーマに自由討議を実施する。自民党は衆院解散後の緊急時に参院が国会機能を暫定的に代行する第54条「緊急集会」に関して5月15日にも自由討議を行うべきだと提案したが、合意には至らなかった。
衆院憲法審では緊急時に国会議員の任期延長を可能にする改憲論議が煮詰まっている。審議が遅れ気味の参院側の対応が注目される中、与党筆頭幹事の佐藤正久氏(自民)は記者団に「衆院の動きと完全に連動するという感じではない。緊急集会について参院で議論することが大事だ」と述べるにとどめた。
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