産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が20、21両日に実施した合同世論調査で、次の首相に誰が一番ふさわしいかを尋ねたところ、首位は自民党の石破茂元幹事長(17・7%)だった。これに小泉進次郎元環境相(14・1%)、上川陽子外相(7・9%)、河野太郎デジタル相(7・7%)が続いた。先の自民総裁選で河野氏陣営の中心となった「小石河連合」に上川氏が加わる4者が上位グループを形成する構図が定着しつつある。
同様の質問をした2月調査や、誰が次の自民総裁にふさわしいかを尋ねた3月の調査でも、4氏の順位は同じだった。上川氏は外相就任後の昨年12月の調査で選択肢に加わり、今年2月の調査で3位に浮上した。
自民支持層に限ってみると、石破氏(17・3%)と小泉氏(17・0%)の「2強」の下に河野氏(8・6%)、岸田文雄首相(7・5%)らが続いた。石破氏は立憲民主党支持層でも34・6%と高い人気を示した。
岸田首相は全体では2・5%で7位。高市早苗経済安全保障担当相(5・9%)や菅義偉前首相(5・4%)の後塵(こうじん)を拝した。その次には林芳正官房長官1・8%、野田聖子元総務相1・4%、茂木敏充幹事長1・3%-と続いた。
今回の調査では、次期衆院選後の政権について52・8%が「政権交代を期待する」と回答したものの、野党第一党である立民の泉健太代表は1・0%、日本維新の会の馬場伸幸代表は0・2%にとどまった。(末崎慎太郎)
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