任期満了に伴う大阪府大東市長選と同市議選が14日告示され、市長選には、ともに無所属新人で元市高齢介護室課長の逢坂伸子氏(56)と元市立中学校教諭の松浦哲朗氏(71)=共産推薦、大阪維新の会新人の元市議、石垣直紀氏(58)の3氏が立候補を届け出た。いずれも投開票は21日。

人口減少が進み、地域経済も縮小する中、若者らに選ばれる自治体として魅力ある街づくりをいかに行うかが焦点になりそうだ。

逢坂氏は市立市民会館のロータリーで出陣式に臨み「34年間、大東市職員として地域の課題を一つ一つ解決してきた。福祉や経済、子育て、教育と大東市をより魅力的に、より強い大東市にしていく」と訴えた。

JR住道駅前で演説した松浦氏は「維新は大阪でテスト漬けの競争教育を持ち込み、教育を荒廃させた。教師の数を増やし、30人学級を即実現する。市民が主人公で市民の声が届く市政にする」と主張した。

石垣氏も同駅前で第一声。「財政基盤の強化に取り組む。(義務的経費が増え)このままでは財政が悪化し、良いサービスを提供できなくなる。国に泣きつく前に維新の改革を大東でも断行する」と強調した。

市議選(定数17)には23人が立候補した。内訳は現職14人▽新人8人▽元職1人。党派別では、大阪維新の会5人▽公明4人▽共産2人▽自民1人▽国民1人▽諸派2人▽無所属8人。

13日現在の選挙人名簿登録者数は、9万7464人。期日前投票は15日から市役所で、18日からアクティブ・スクウェア・大東、コジマ×ビックカメラ大東店、市立生涯学習センターの3カ所でそれぞれ20日まで行われる。

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