国会戦略や党運営、重要政策を巡る方針と、さまざまな懸案に関する野党幹部らの発言を採録した「今週の野党」をお届けします。
■国民の声
立憲民主党・泉健太代表
自民党の「裏金問題」に対する対応の是非が問われる。そして、政治改革に向けての国民の意思が問われる選挙になる。「自民党の議員たちが喜ぶような政治改革案にしてはいけない」ということを国民の声で示していただく。そういった戦いに向けて、われわれも進んでいきたい。
(12日の記者会見、衆院3補欠選挙に関して)
■車の両輪
立憲民主党・長妻昭政調会長
徹底的な実態解明と、抜け道のない法律を作ること。2つの役割が車の両輪だ。自民党も、ぬるい処分をして一件落着、というふうにしてはならないということは肝に銘じていただきたい。
(11日の記者会見、自民党派閥パーティー収入不記載事件を受けた衆参両院での政治改革特別委員会設置を巡り)
■政治的責任
日本維新の会・馬場伸幸代表
岸田文雄首相が再三再四、公の場で宣言してきたことだ。もし、この国会で何の結論も得られないということになれば、政治的責任が発生する。選挙によって国民に審判をしていただくことになる。
(11日の記者会見、首相が今年秋までの自民党総裁任期中の憲法改正実現を目指していることに言及して)
■議席を増やしたければ
国民民主党・玉木雄一郎代表
憲法、安全保障、エネルギー政策という基本政策のある程度の一致が必要だ。共産党と(候補者を)調整するということになると、その枠組みに参加しづらくなる。(立憲民主党は)野党全体の議席を増やしたいということであれば、基本政策の議論から逃げてはだめだ。
(9日の記者会見、衆院東京15区補欠選挙を巡り、共産党から支援を受ける立憲民主党公認候補への応援見送りを表明して)
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