北海道警は5日までに、札幌大学(札幌市豊平区)の柔道部の学生が違法と知りながら大麻とみられるものを所持したとして、麻薬特例法違反(所持)の疑いで1人を逮捕、3人を書類送検した。

 捜査関係者によると、4人は自ら使用する目的で、大麻とみられるものを所持した疑いがある。いずれもおおむね容疑を認めているという。

 大学によると、4人は1~2年生の男子部員で、うち2人は自主退学した。4人は5月20日に道警から任意の事情聴取を受けていたという。

 同大柔道部は部員約70人が所属し、全国大会の常連校。事件が判明した直後から約4週間、活動を自粛し、6月の全日本学生柔道優勝大会には出場を見合わせた。

 大学事務局は「再発防止に向けて学生への指導を徹底したい」としている。(松田昌也、新谷千布美)

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