多数派意見と自分の考えの違いで居心地が悪くなったら
自分の思っていることと違う意見をSNSで見ると、「自分の考えがおかしいのでは」とモヤモヤすることがあるかもしれませんね。
その意見に「いいね」がたくさんついていたり、賛同するコメントがついていたりすると、「なんで?」とイライラすることもあるでしょう。
多数派の意見と自分の意見が違うと不安になりますが、みんなと思っていることが違ってもいいのですよ。
価値観や考え方は、育ってきた環境や性格によってガラリと変わります。
そもそも、みんなが同じ意見を持つ世の中なら、人間関係でこんなにも悩まないし、傷つけあうこともないはずです。
何が正しいのかは、多数決では決められません。
ただ1つ言えるのは、あなたが感じたものは、あなたにとって本物だということ。
あなたの思いは、あなたにとって事実だということです。
だから、多数派の意見と自分の意見が違う時こそ、自分の意見を信じてください。あなたがあなたの味方になってあげてください。
「自分がおかしいのでは」と不安になったときやるべきこと
それでもモヤモヤが消えない時には、自分と同じような意見を持っている人を探してみましょう。
探すのは、現実の世界でもSNS上でも、どちらでも構いません。親しい人でもいいし、全く知らない誰かでもいいです。
自分と同じ思いを持っている人がいると分かれば、「自分がおかしいのでは」という不安はだんだん小さくなっていきます。
一人ではないという安心感が得られることで、心のモヤモヤがスッキリ晴れていきます。
あなたを不安にさせるような情報を見ることはやめて、あなたが安心できるような情報をどんどん集めてみてください。
多数派の意見が目立ちやすいだけで、あなたと同じ意見を持っている人は必ずいます。
自分がおかしいのではと不安になった時には、自分と同じ意見を持つ人の言葉を集めて、自分の心を守ってあげてくださいね。
世の中の盛り上がりについていけないのは変なのか
世の中が盛り上がっている時に、「ついていけないなぁ」と感じることがあります。
世の中の雰囲気に疲れたり、話題に乗れずその場にいるのが嫌になったり、孤独を感じたりすることもあるでしょう。
でも、世の中の盛り上がりについていけなくてもいいのですよ。
周囲の話題に興味が持てなくても、何が楽しいのか理解できなくても、盛り上がるのが苦手でも、全く問題ありません。その人たちとは、興味のあるものが違うだけです。
とはいえ、このように頭では理解できたとしても、「変な風に思われないだろうか」と不安になったり、「なんで興味がないの?」「おかしい」などと心無い言葉を投げかけられてしまったりすることがあります。
でも、そんな時こそ、話を盛り上げようと頑張らないでおきましょう。
世の中のイベントで盛り上がるタイプの人は、自分のことで精一杯。
「あれが良かったよね」「感動したよね」などと、自分の気持ちを話して共感してもらいたい人がほとんどだからです。
話を聞くよりも、話したい人のほうが、圧倒的に多いのです。
だから、あなたが無理してたくさん話すよりも、話を聞いてあげたほうが相手は満足します。
話の輪に入れなくても大丈夫
『SNSのモヤモヤとの上手なつきあい方』(あさ出版)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします周囲からどう思われるか不安になった時には、「興味の持てるものが違うだけ」ということを思い出してください。
興味の有無に、正解も不正解もありません。
それにもかかわらず、興味のないことで盛り上がることを強制するような人とは「どうせ仲良くなることができない」と割り切ってしまうのもいいでしょう。
話の輪に入れず居心地が悪く感じる時期があるかもしれませんが、これは一時的なもので、いずれ過ぎ去ります。
世の中のイベント事で盛り上がる人たちというのは、イベントが終わればおとなしくなることが多いからです。
「このモヤモヤも今だけだから」と、自分の心を安心させてあげてくださいね。
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