生徒にみだらな行為をしたとして、神戸市は市立中学校の30代の男性教諭を懲戒免職にしたと2日発表した。処分は昨年12月27日付。

 市教育委員会によると、教諭は昨年8月、家庭訪問した女子生徒宅で生徒に対し、性行為などを少なくとも3回したという。市教委の聞き取りに対し教諭は「夜遅くまで帰らせてくれず、生徒の求めに応じる形でみだらな行為をした。教員として正しい判断ができなかったことは反省してもしきれない」と話しているという。

 生徒から話を聞いた保護者が昨年9月下旬に兵庫県警に相談し、発覚した。

 神戸市は2日、昨年度に行った市職員の懲戒処分は38件で、処分を受けたのは50人だったと発表した。このうち懲戒免職は10人で、統計を取り始めた2002年度以降で、07年度と並んで最多という。(杉山あかり)

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