将棋の第37期竜王戦七番勝負(読売新聞社主催)の第1局が5、6日に東京都渋谷区で指され、藤井聡太竜王(22)=名人・王位・王座・棋王・王将・棋聖と合わせ七冠=が挑戦者の佐々木勇気八段(30)に先勝した。第2局は19、20日に福井県あわら市で指される。
藤井竜王は今期竜王戦で4連覇をめざす。今年度、叡王を失冠して八冠から七冠に後退したが、その後、棋聖、王位、王座の3タイトル戦で防衛した。
一方の、佐々木八段は2010年、当時史上5番目に若い16歳1カ月でプロ入り。17年には、デビューから無敗の29連勝中だった藤井四段(当時)に勝利して話題を呼んだ。今年3月放送のNHK杯将棋トーナメントでは、決勝で藤井竜王に勝って優勝している。両者によるタイトル戦は初めて。(杉村和将)
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