聖書研究で知られた東京大名誉教授の荒井献(あらい・ささぐ)さんが16日、老衰のため東京都の病院で死去した。94歳。秋田県出身。

 キリスト教成立時に正統とされた初期教団と異端とされたグノーシス主義との関連を解明した。主な著書に「イエスとその時代」「ユダとは誰か」など。2001年に日本学士院会員に選ばれた。恵泉女学園大の学長も務めた。九条科学者の会の呼びかけ人だった。

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