奈良国立博物館(奈良市)は31日、「第76回正倉院展」を10月26日~11月11日に開催すると発表した。正倉院に伝わる鏡などの宝物57件が出品され、うち10件は初公開。当日券の販売はなく、観覧には日時指定の前売り券の購入が必要。

 出品は、黄、緑、深緑の3色の花弁の装飾が華やかな「黄金瑠璃鈿背十二稜鏡」や、樹木の下で向かい合う2頭のシカが描かれた「鹿草木夾纈屏風」など。初公開となる文書もある。

 正倉院は奈良時代に建立された東大寺の倉庫。会期中は無休。前売り券は先着順で9月6日から販売開始する。一般2千円、高大学生1500円、小中学生500円。

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