京都・祇園祭は16日、前半の見せ場となる前祭の山鉾巡行を翌日に控え「宵山」を迎えた。歩行者天国になった京都市中心部では、ちょうちんの明かりに照らされた山鉾23基が薄闇に浮かび、にぎやかな祭りの風情が漂った。
かねと太鼓、笛による祇園ばやしがあちこちで響き渡り、市中心部は大勢の見物客で熱気に包まれた。露店で買った飲食物を楽しみながら、人々はそれぞれの山鉾を興味深げに見て回り、スマートフォンで記念撮影していた。
17日の巡行は午前9時ごろに開始。稚児らを乗せた長刀鉾を先頭に、豪華な装飾の山鉾が都大路を進む。
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