花火のまちに、夏の到来を告げる「協和七夕花火」が6日夜、秋田県大仙市の協和船岡地区であった。天の川や彦星(ひこぼし)、織姫など、七夕にちなんだ作品名の花火1800発が夜空に舞い上がった。

 今年で10回目を迎えた「全国女流花火作家競技大会」も合わせて開催された。秋田や石川、徳島など8県の女性花火師12人が出場。五七五の俳句でつけた作品名を、10発の花火で表現した。

 地元・北日本花火興業の川勝玲奈さん(24)は今大会がデビュー戦。考えた俳句は「返信の 絵文字惑(まど)いし 初夏の恋」。恋心を寄せている男性に返信するメールで、どの絵文字を選ぶのかさえも、迷ってしまう女性の心情をうたった。うれし泣きや驚いた表情の絵文字を「型物花火」で描いてみせた。(室矢英樹)

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