将棋の叡王戦最終第5局で対戦する藤井聡太叡王(右)と伊藤匠七段=20日午前、甲府市(日本将棋連盟提供)

 将棋の藤井聡太叡王(21)=竜王・名人・王位・王座・棋王・王将・棋聖との八冠=に伊藤匠七段(21)が挑む第9期叡王戦5番勝負の最終第5局は20日、甲府市で始まった。2勝2敗のタイで、本局の勝者が叡王を獲得する。藤井叡王が全八冠を維持するのか、伊藤七段が初のタイトル奪取なるか。

 藤井叡王は接戦となった開幕局で先勝。第2局と第3局で敗れて1勝2敗と苦境に立たされたが、第4局で勝ちタイに追いついた。これまで出場した22度の5番勝負や7番勝負は全て制している。振り駒で先手番となった本局で勝つと叡王戦4連覇、負けると初のシリーズ敗北となる。持ち時間は各4時間。20日夜に終局の見込み。

藤井聡太叡王(左)、伊藤匠七段

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