第171回芥川賞、直木賞(日本文学振興会主催)の候補作が13日付で発表された。芥川賞にはロックバンド「クリープハイプ」のボーカル尾崎世界観さん(39)や医師でもある朝比奈秋さん(43)らの5作が、直木賞には今年の山本周五郎賞に決まり勢いに乗る青崎有吾さん(32)や覆面作家として活動する麻布競馬場さん(32)らの5作がノミネートされた。
選考会は7月17日、東京・築地の料亭「新喜楽」で。
候補作は次の通り。(敬称略)
【芥川賞】朝比奈秋「サンショウウオの四十九日」(「新潮」5月号)▽尾崎世界観「転の声」(「文学界」6月号)▽坂崎かおる「海岸通り」(「文学界」2月号)▽向坂くじら「いなくなくならなくならないで」(「文芸」夏号)▽松永K三蔵「バリ山行」(「群像」3月号)
【直木賞】青崎有吾「地雷グリコ」(KADOKAWA)▽麻布競馬場「令和元年の人生ゲーム」(文芸春秋)▽一穂ミチ「ツミデミック」(光文社)▽岩井圭也「われは熊楠」(文芸春秋)▽柚木麻子「あいにくあんたのためじゃない」(新潮社)
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