東京・代官山の複合施設「ヒルサイドテラス」などの端正な正統派モダニズム建築で知られる世界的建築家の槙文彦(まき・ふみひこ)さんが6日、老衰のため死去した。95歳。東京都出身。葬儀は近親者で行った。
1960年のデビュー作「名古屋大学豊田講堂」で日本建築学会賞を受賞。前衛的な建築運動「メタボリズム」に参加した。
代表作に複合文化施設「スパイラル」(東京)、メタリックなデザインの「幕張メッセ」(千葉)など。2001年の米中枢同時テロで崩壊したニューヨークの世界貿易センタービル跡地に建設された高層ビル「タワー4」の設計も担当した。
「建築のノーベル賞」と呼ばれるプリツカー賞など、国内外の建築賞を数多く受賞した。13年文化功労者。
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