鳥取県・大山の夏山開きの前夜祭で行われた「たいまつ行列」=1日夜

 中国地方最高峰の鳥取県・大山(1729メートル)で1日、夏山開きの前夜祭が開かれた。登山客らがたいまつを手に、中腹にある大神山神社奥宮などの参道約1キロを練り歩く名物の「たいまつ行列」に約千人が参加。神前のかがり火から採火したたいまつを掲げ、幻想的な炎の川が浮かび上がった。

 何度も参加している島根県江津市から来た山口富子さん(64)は「たいまつ行列に参加すると心が浄化される気がする」と話した。

 前夜祭では、身を守るのに不可欠な登山道具のザイルやピッケルを神前に供えるザイル祭と神事も行われ、山岳関係者らが登山シーズンの安全を祈願した。

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