【カンヌ共同】フランスの第77回カンヌ国際映画祭で20日に開かれたスタジオジブリに対する「名誉パルムドール」の授与式で、宮崎駿監督が手がけた短編アニメ4本が上映されると盛大な拍手が起こり、出席していた長男の吾朗監督は「この先40年も頑張れよという意味だと捉えました」と会場に語りかけた。

 式典では吾朗監督の入場や登壇、トロフィーの受け渡しの際などに何度もスタンディングオベーションが起こった。これまでのジブリ作品を編集した動画が流れると、涙を流すファンの姿も見られるなど、会場は熱気に包まれていた。

 映画祭はジブリについて、駿監督と高畑勲監督の名前を挙げ「過去40年にわたってアニメ映画に新しい風を吹き込んできた」と高く評価していた。

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