モスクワのチャイコフスキー音楽堂で開かれたブラート・オクジャワ氏の生誕100年記念コンサート=11日(共同)

 【モスクワ共同】愛や人生の価値、戦争の愚かさについての自作詩をギターの弾き語りで歌い、ロシアで「吟遊詩人」と呼ばれたブラート・オクジャワ氏の生誕100年を記念するコンサートが11日、モスクワのチャイコフスキー音楽堂で開かれ、大勢のファンが故人をしのんだ。

 登壇した妻オリガさんは「私が舞台に出たことなどなかったが、今日は特別です」とあいさつ。若い頃から交流した歌手エレーナ・カムブロワさんや俳優のイリーナ・ムラビヨワさんらが「最後のトロリーバス」「アルバートの歌」などソ連時代から人々に歌い継がれた曲を次々と披露。観客らは指で拍子を取りながら歌を口ずさみ、涙を拭いながら聞き入る人もいた。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。