京都府亀岡市のライブ前にポーズをとる「ももいろクローバーZ」のメンバー=4月

 人気アイドルグループ「ももいろクローバーZ」が全国の自治体とタッグを組んで野外ライブを開き、町おこしに貢献している。開催地の知名度が向上したり、自治体同士が協定を結んで連携を深めたりしたケースも。運営に携わった職員から「彼女たちが地方をつなぐ架け橋になっている」と歓迎の声が上がる。

 4月中旬、人口約8万6千人の京都府亀岡市でライブ「ももクロ春の一大事」が開催された。リーダーの百田夏菜子さん(29)ら4人がヒット曲「走れ!」などを元気いっぱいに歌い上げ、「モノノフ」と呼ばれるファンらを盛り上げた。来場者は2日間で約3万人に達した。

 自治体とタッグを組んだライブは2017年に始まり、これまで6府県で開催。所属事務所が運営し、自治体側は周辺の警備や交通整理などを担う。メンバーがライブに先立ち観光スポットを巡ったり、ご当地グルメを紹介したりして地域の魅力を積極発信するのが特長だ。

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