岐阜県博物館(同県関市)は1日、戦国時代に羽柴(豊臣)秀吉が弟秀長の家臣に充てた文書「羽柴秀吉朱印状」を11日から同博物館で一般公開すると発表した。1986年に東大史料編纂所が調査していたが、同博物館が今年3月に収集後、改めて調べていた。公開は6月23日まで。
1584年11月8日付で、桑山重晴に出された。秀吉は当時、徳川家康らの連合軍を相手に小牧・長久手の戦いの最中。「(重晴から)書状が届き、念入りな報告を感心しています。11月5日夜に(同県海津市周辺にあったとされる)東駒野城を攻め崩したのは、もっともなことです」と活躍をたたえている。秀吉は11月に連合軍側と和睦した。
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