東京電力は19日、廃炉作業中の福島第2原発(福島県)で今年3月に通信機器の故障が発生し、核物質防護のために必要な複数の侵入検知器が、数時間にわたり正常に動作しない状態だったと発表した。通信機器の交換により復旧するまで、代替措置を取ったため問題はなかったとしている。
東電によると、3月14日、屋外の複数の侵入検知器が動作していないことに社員が気付いた。調査の結果、検知器の通信機器の故障でネットワーク障害が起きたのが原因と判明。機器を交換し、復旧した。機器の故障原因も確認し、12月までに再発防止対策を終えたため、公表したという。
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