東京電力は18日、福島第1原発2号機で中断している溶融核燃料(デブリ)の試験的取り出しで、映像が映らなくなったデブリ採取装置の先端にあるカメラのうち2台目の交換を終え、正常に映ることを確認したと明らかにした。17日に1台目を交換していた。

 採取装置のカメラ4台のうち、先端の2台の映像が映らなくなっていた。2台目の交換は、装置の収納箱の側面扉から、内部に作業員が手を入れてケーブルを切断し、新たなカメラをつないだ。交換後、遠隔操作室で映像を確認した。

 今後、デブリをつかむ先端の爪形器具の交換や装置の動作確認を進める。カメラの交換作業は16日に始まり、全体で2週間程度かかる予定。

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