【ワシントン共同】9月に米南東部を襲い、230人を超える死者を出したハリケーン「ヘリーン」は、気候変動の影響で雨量が10%、最大風速が11%増えていたとの推定を、気候科学者の国際チーム「ワールド・ウェザー・アトリビューション」が9日、公表した。ヘリーンが上陸した南部フロリダ州を同規模のハリケーンが襲う確率は2.5倍に増加していた。
地球の平均気温は産業革命前に比べ1.3度ほど上昇している。今後、対策の国際枠組み「パリ協定」に沿って上昇を2度で食い止めても、雨量はさらに10%増える見込み。チームは「化石燃料を使い続ければ、米国はより強力なハリケーンに直面する」と警告した。
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