米グーグル出身の研究者らが設立した生成AI(人工知能)開発の新興企業「サカナAI」(東京)は17日、金融などの国内大手10社から出資を受けたと発表した。各社との連携により、国内での事業展開を加速するのが狙いだ。

今月公表した米半導体大手エヌビディアなどを含めた一連の出資は総額300億円規模に上る。

金融業界から出資したのは三菱UFJフィナンシャル・グループと三井住友銀行、みずほフィナンシャルグループ、野村ホールディングス、SBIホールディングス、第一生命保険。他にNECと富士通、伊藤忠商事、KDDIも名を連ねる。

サカナAIは昨年夏に設立されたばかり。大規模な言語モデルの構築を目指すのではなく、複数の小規模モデルを組み合わせて性能を発揮する生成AIが特徴だ。今年1月にはNTTも出資を公表している。

米半導体大手エヌビディアのロゴマーク

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