中央アルプス駒ケ岳で放鳥されるニホンライチョウのひな2羽=12日、栃木県那須町(那須どうぶつ王国提供)

 栃木県那須町の那須どうぶつ王国は17日、飼育していた特別天然記念物で絶滅危惧種、ニホンライチョウのひな2羽を放鳥するため、長野県の中央アルプス駒ケ岳に向け移送を始めた。山麓で長野県大町市の大町山岳博物館のひな8羽と合流し、山頂付近へ移す。

 山頂付近に到着後、現地の環境に慣らすため、1週間程度はケージの中で過ごさせてから放鳥する見込み。

 那須どうぶつ王国の2羽は7月14日にふ化した雄と雌の1羽ずつ。

 ひなは、餌を食べるなど元気な様子で箱に入れられ移送されたという。担当者は「厳しい自然環境で生きていくことになると思うが、冬を乗り越え生き抜いてほしい」と話した。

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