半導体メモリー大手キオクシアホールディングス(HD)が8日発表した2024年4~6月期連結決算(国際会計基準)は、純損益が698億円の黒字(前年同期は1031億円の赤字)に転換した。業績不振に苦しんでいたが、半導体市況の回復や円安が追い風になった。黒字基調を取り戻したことで、年内の株式上場に向けた調整に弾みがつきそうだ。

売上収益は前年同期比7割増の4285億円、本業のもうけを示す営業損益は1259億円の黒字(同1308億円の赤字)だった。生成AI(人工知能)の普及でデータセンター向けの販売が伸びた。

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