宇宙航空研究開発機構(JAXA)は31日、7月に打ち上げた地球観測衛星「だいち4号」が撮影した画像を初めて公開した。夜間や悪天候でも観測できるレーダーによる観測幅は200キロで、関東地方から富士山付近を一度に捉えた。観測幅は従来機の4倍で、災害発生時の迅速な状況把握が期待されている。

 画像は7月15日に撮影され、緑色が植物が生えている場所、明るい紫色と黄緑色が市街地、暗い紫と黒が水面などを示している。観測範囲が広がったことで、火山活動、地盤沈下、地滑りなど、異変の早期発見も期待されている。来年1月ごろから本格運用に入る。

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