政府は30日、米アップル社のスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」にマイナンバーカード機能を来春搭載すると発表した。マイナカードは保有枚数が今年4月末時点で1億枚に迫る一方、利用拡大が課題。デジタル社会を目指す政府は、スマホ搭載でカードの利便性を高め、メリットの実感につなげたい考えだ。

岸田文雄首相が同日、ティム・クック最高経営責任者(CEO)とオンラインで会談して合意した。林芳正官房長官は記者会見で「スマホ一つで、カードをかざす必要がなく、生体認証で安全かつ便利にこれらの利便性を享受してもらえる」とアピールした。

首相官邸に入る岸田文雄首相=30日午前、東京・永田町

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