経済産業省は12日、東京電力福島第1原発の処理水海洋放出を検証する国際原子力機関(IAEA)の調査団が、23~26日の日程で来日すると発表した。昨年8月の放出開始後では2回目で、継続的に安全性を確認するとしている。

 調査団はIAEA職員や、放出に反発する中国を含む海外の専門家で構成される。東電や原子力規制庁、経産省などの担当者と意見交換するほか、福島第1原発で放出設備を視察する。

 IAEAは昨年10月、放出後初めて調査団を日本へ派遣し、検証を実施。今年1月に公表した報告書では「国際安全基準の要求事項と合致しない点は確認されなかった」とした。

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