半導体材料大手JSRが30日発表した2024年3月期連結決算は、純損益が55億円の赤字となった。半導体市況の低迷で販売が振るわなかったためで、赤字転落は21年3月期以来。

JSRは官民ファンドの産業革新投資機構(JIC)によるTOB(株式公開買い付け)成立を受け、夏をめどに上場廃止になる見通し。JICの支援を背景に、M&A(合併・買収)を含めた業界再編を探る。

半導体材料大手JSRのロゴマーク(AFP時事)

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