参院予算委員会で答弁する岸田文雄首相=24日午後、国会(春名中撮影)

岸田文雄首相は24日の参院予算委員会で、自民党安倍派の宮沢博行衆院議員=比例東海=が不祥事を理由に額賀福志郎衆院議長に議員辞職願を提出したことについて「本人から一身上の都合だという理由を聞いている。自身の政治活動などについてさまざまな理由があり、議員辞職を申し出たと承知している」と明らかにした。立憲民主党の蓮舫氏への答弁。

文春オンラインは24日、宮沢氏が令和3年の新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言下で、妻ではない当時28歳の女性と金銭的な援助を伴う同棲生活を送っていたと報じた。

蓮舫氏は「政治活動ではなく私生活における不適切な行為であれば、勝手に辞めさせるのではなく、自民党総裁としてヒアリングをし、厳格な処分をして、説明をさせて、その上で辞職を促すのが総裁としての役割ではないか」と迫った。

首相は「報道が流れていることは承知している」とした上で「政治家として説明責任を果たすという対応を促すことは重要だ」と述べた。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。