首脳会談を前に、米ホワイトハウスでの歓迎式典で手を振る岸田首相(中央左)とバイデン大統領(同右)=10日(共同)

【ワシントン=坂本一之】バイデン米大統領夫妻は10日、ホワイトハウスの南庭で岸田文雄首相夫妻を歓迎する式典を開き、日米両政府の閣僚も出席した。ホワイトハウス敷地内には日米の国旗が数多く掲げられ、式典が始まると両国の国歌が響き渡り礼砲が放たれた。

バイデン大統領夫妻が南庭に姿を現すと、その前に黒塗りの車がゆっくりと停止。車から降りてくる岸田首相夫妻を出迎えた。

両夫妻は日米両政府の閣僚のもとへと向かい握手を交わした。米国からはハリス副大統領やブリンケン国務長官、オースティン国防長官らが参列し、日本からも上川陽子外相や斎藤健経済産業相が出席した。

バイデン氏は登壇して演説を始めると、「Welcome(ようこそ)、welcome、welcome」と歓迎の意を示し、岸田首相には「先見の明がある」などと語り、そのリーダーシップを称賛した。

バイデン氏は今回、米国の大統領が海外の首脳を最大級の格式で招く国賓待遇で招待した。バイデン政権としては岸田首相で5人目となる。

歓迎式典は国賓待遇における行事の1つで、会場には米国在住の日本人や日本と関わりのある米国人らが多数参列した。

最後にバイデン氏と岸田首相は夫人を伴ってホワイトハウスのバルコニーに移動。4人並んで参列者に手を振り、建物の中へと入っていった。

  • 岸田文雄首相「日本は米国とともに」
  • バイデン大統領 日朝首脳会談を支持
  • 日米首脳共同声明「未来のためのグローバル・パートナー」

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