コンパクト化など国スポ見直しについて語る山本一太知事=18日、群馬県庁

全国知事会長として、国民スポーツ大会(旧国民体育大会)の見直しを促した宮城県の村井嘉浩知事の提言について、群馬県の山本一太知事は18日の定例会見で「全国の多くの知事が共感したと思う。私も同じ問題意識だ」と語った。

群馬県は来年1月に冬季大会のスピードスケート会場となるほか、5年後は本大会が開催される。山本知事は、村井知事の「廃止も一つの考え方」には「廃止までは思わないが…」としつつ、「再び従来通りの大会を続けるのか」との問題提起には共感し、「国体として始まって80年近く、もう開催して施設や整備充実を図る時代でもないし、開催時だけ他県から人材を集めて総合優勝を目指すなんてことはやめてほしい、と担当部には言っている」。 そのうえで、「コンパクトな大会を目指すべき。人材は寄せ集めるのではなく幼少期から自前で発見・育成し、スポーツ文化を育むという考え方だ」とし、全国知事会でも提言し、新しい大会の在り方を議論していくべきだと語った。同時に5年後の国スポ開催時には「新たな『群馬モデル』を提示する」と述べた。

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