自民党参院議員の鶴保庸介元沖縄北方担当相(57)=和歌山選挙区=の衆院和歌山1区からのくら替え出馬を巡り、党県議団有志が見送りを要請したことが分かった。複数の関係者が18日、明らかにした。鶴保氏は昨年6月に衆院選の公認候補となる1区支部長の予定者に決定。派閥の政治資金パーティー収入不記載事件で党勢が低迷する中、くら替え断念も視野に調整している。
関係者によると、自民和歌山県議団のうち十数人が13日、くら替えを見送るよう県連に要請した。改選数1の参院和歌山選挙区の選出議員は鶴保氏と世耕弘成氏=自民離党=で、鶴保氏が衆院選に立候補すると党所属参院議員が不在となる点に懸念を示した。県連は鶴保氏に要請内容を伝えた。
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