沖縄県の玉城デニー知事は２７日、防衛政策に精通する石破茂元幹事長（６７）が自民党の新総裁に選出されたことを受け、基地問題の解決などに期待するコメントを発表した。総裁選で石破氏が日米地位協定の改定に言及したことに触れ「県民の声を反映した見直しを期待する」とした。
辺野古新基地建設問題については、政府が「沖縄の民意に応えているとはいえない状況もある」とした上で、石破氏に対し「軟弱地盤や工期の問題など辺野古の現状を踏まえ、沖縄県との対話を実現してほしい」と強く求めた。
防衛相のほか農林水産相、地方創生担当相など政府の要職を歴任した石破氏のキャリアを踏まえ、県経済や県民生活の再生、子ども・若者・女性施策の推進などにも期待を込めた。
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