記者会見する沖縄県の玉城デニー知事=26日午前、県庁

中国福建省トップの周祖翼省共産党委員会書記が5月上旬に沖縄県を訪問する予定であることが26日、関係者への取材で分かった。玉城デニー知事との面会も調整している。在任中の党委書記による沖縄訪問は異例。沖縄県と福建省は友好都市提携を結んでおり、人的交流を活性化させたい考えだ。

日中関係筋によると、周氏は5月7日、福建と沖縄の人的交流を促進するためのイベントに、玉城氏と共に出席する見通し。周氏は沖縄の後、中旬にかけて東京都や長崎県への訪問を計画している。

福建と沖縄の交流を巡っては昨年6月、中国の習近平国家主席が1990年代に同省福州市党委書記を務めた経験に触れ「琉球との交流の根源が深いと知った」と語った発言が、共産党機関紙人民日報に1面で紹介された。

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