首相官邸に入る岸田文雄首相=26日午前(春名中撮影)

林芳正官房長官は26日の記者会見で、岸田文雄首相が5月1~6日の日程でフランスと南米のブラジル、パラグアイを歴訪すると正式発表した。フランスでは経済協力開発機構(OECD)閣僚理事会で、自由貿易の推進や生成人工知能(AI)の国際ルールについて演説する。南米訪問では「グローバルサウス」と呼ばれる新興・途上国との連携強化を図る考えだ。

日本はOECD閣僚理事会の議長国を務めている。林氏は「国際社会が直面する経済、社会分野の諸課題の解決に向けた議論を主導する」と強調した。今年の20カ国・地域(G20)議長国を務めるブラジルとは、経済関係強化や再生可能エネルギーの推進、気候変動対策での協力を強めたいとした。

首相は歴訪でフランスのマクロン大統領、ブラジルのルラ大統領、パラグアイのペニャ大統領とそれぞれ会談する見通しだ。

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