2025年度に開校する愛知県立中高一貫校4校について、県教育委員会は9日、付属中学校の入学者選抜の志願者数を発表した。志願者数は計2778人で、平均倍率は8.17倍。明和(名古屋市)の普通コースの倍率が最も高く17.05倍となった。

 募集人数は、明和、半田、刈谷の普通コース、津島の国際探究コースが各80人、明和の音楽コースは20人。2日から6日まで出願を受け付けた。

 明和普通コースの志願者数が1364人で最も多かった。刈谷は818人で10.23倍、半田は395人で4.94倍となった。津島は165人で2.06倍。明和の音楽コースは36人で1.80倍だった。

 県教委の担当者は「全体としてはおおむね予想通りだが、明和の数字は想定を上回るものだった」と話す。明和は1次選抜の適性検査の会場を増やし、2会場で実施するという。

 今後は志望理由書などの提出(来年1月6~10日、明和音楽コースは12月23~27日)を経て、筆記による1次選抜は来年1月11日にある。普通コースと国際探究コースの1次合格者は同15日に県教委のウェブページで発表される。1次合格者は各コース160人程度となる予定で、同18日にある2次選抜の面接に進む。音楽コースは同11日に適性検査と実技検査、同18日に面接があり、志願者全員が受ける。いずれも最終合格者の発表は同24日にウェブページである。

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