大阪府教育委員会は26日、府立高校2校の再編整備案を発表した。対象校となった大正白稜高校(大阪市)と福泉高校(堺市)は2026年度入学生から募集を停止する。

 府教委によると、大正白稜高校は大正高校と泉尾高校の統合を経て、18年度に開校したが、19年度以降6年連続で定員割れした。福泉高校は21年度以降4年連続定員割れ。いずれも地域の中学卒業者数が減少傾向にあることに加え、周辺に別の府立高校があり、学びが確保されていることなどから選定されたという。再編整備案は教育委員会で審議を経て、11月に最終決定する見込み。

 12年施行の府立学校条例では、3年連続で定員割れし、その後も改善の見込みのない府立高校を再編整備の検討対象にすると定めている。(丘文奈)

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