こども家庭庁は19日、放課後児童クラブ(学童保育)の待機児童数が1万8462人(前年比2186人増)、学童保育に登録している児童数は151万5205人(前年比5万7821人増)で、いずれも過去最多になったと発表した。5月1日時点の速報値。全国で受け皿の整備を進める一方で、待機児童の解消にはまだ至っていない状況だ。

 共働き世帯の増加などによる需要の高まりを受け、待機児童の解消は喫緊の課題だ。国は今年度末までに152万人分の受け皿を整備する目標を掲げており、年度中には達成する見込み。

 同庁は文部科学省と連携し、空きのある教室や授業時間外に特別教室を利用することなどを全国の自治体に呼びかけており、引き続き体制整備を急ぐ考えだ。10月1日時点の速報値も踏まえ、12月にも確定した調査結果を公表する。(川野由起)

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