マイケル・J・フォックス(2012年1月) drserg/Shutterstock

<米俳優マイケル・J・フォックスが、大喝采を浴びた英国アカデミー賞授賞式でのことやパーキンソン病との闘病について語った>

英国アカデミー賞(BAFTA)授賞式に、サプライズで登場した米俳優のマイケル・J・フォックス(62)。パーキンソン病との闘病を続けるフォックスが車椅子で登場すると会場は大きな拍手に包まれ、彼が立ち上がってマイクに向かうと人々は総立ちとなってスタンディングオベーションで彼に声援を送った。

■【動画】闘病中のマイケル・J・フォックス、久々の登場に客席から起きた「感動的なリアクション」

そんなフォックスが芸能情報サイト「ET」のインタビューに応じ、この感動的な授賞式やパーキンソン病との闘いについて語った。

パーキンソン病研究のための基金を立ち上げ、活動家としても知られるフォックスが、ロンドンで開催された同授賞式で作品賞のプレゼンターとして登場したのは2月のこと。拍手喝采で迎えられたことについてフォックスは、「今でもまだ驚いている」と語り、個人的な称賛ではなく、「大きな問題を解決しようとする決意に対する評価」だと述べた。

「人々はただ、『諦めずにがんばってくれてありがとう』と言ってくれているのだろう。そのことに感謝している」

フォックスは1991年、29歳のときにパーキンソン病と診断されて以来、闘病を続けていることを公にしており、自身を楽観主義の象徴とみなしている。「BAFTAでの人々の反応はそれに対するものだ。(中略)皆、私たちが何かを成し遂げられると信じたいのであり、私がそれを実現していると考えているのだろう」

自分の人生は「良いことずくめ」

『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズで知られるフォックスは、授賞式で司会者のデヴィッド・テナントから紹介されると、車椅子を押されてステージに登場した。演台の前まで来ると立ち上がって賞を授与し、感動的なスタンディングオベーションを受けた。

ETのインタビューで自身の病について語ったフォックスは、現実的で、個人的な闘いではなく集団に焦点を当てている。「診断を受けてから35年ほど経つが、これが私の人生であり、あまり深く考えていない。(中略)考えもしない。私が考えているのは、これを解明し、治療法を見つけるためにコミュニティとして何をするのかであり、治療法が見つからなくても画期的な療養施設を作ることだ」

困難に直面しながらも、前向きなフォックスは、自分の人生を「良いことずくめ」の「素晴らしい旅」だと考えているという。

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