吉本興業は24日、24年度以降の中期経営計画に盛り込むガバナンス強化の対応方針を公表した。新たに人権やSNSへの意識を高める指針を加えたという。所属する松本人志さん(60)に対する報道後、タレントらへの聞き取りを進めており、社員を含め意識向上につなげることも明らかにした。

 対応方針は、国や世代を超えて「安心して楽しめる『笑い』を届ける」などと記述。タレントによるSNS上の不用意な過去の発言を反省し、他者を敬った表現の重要性を周知する一方で、中傷には毅然と対応すると記した。

 聞き取りは100人以上に行い、「私生活でも社会人の自覚を大切にすることを再認識した」との意見があったという。

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